518. たった一つのミカン 2023年3月5日
第461節のミカンの花が小さな実をつけた。(写真1)
小さな実が成熟するまでの過程を記録しようと思ったのだが、7月には小さな実は落下してしまった。(写真2)
全ての実が落下してしまったと考え、観察はあきらめたのだが、たった一つだけ落下せずに大きく成熟しつつある
実が残っていた。(写真3)
写真4にはたった一つ残ったミカンの色変化を示した。
また図1にはRGB変化を図2にはRGB%の変化を示した。
成熟が進むにつれR%が増加し、G%とB%が減少していった。(図2)
そのミカンも2023年3月4日についに落下し、道路脇に転がっていた。(写真5)
写真6は落下したミカンの外観である。
写真7はミカンの皮をむいたところである。
皮と房の重量比率は22.8%と77.2%であった。(表1)
ミカンの房を分離した様子を写真8に示した。
ミカンの房数と重量の大きい順に並べたのが図3である。
房数と房重量は直線的な相関が見られた。
図4には房数と累積房重量の関係をプロットした。
房の袋の皮を開け果肉を取り出した様子が写真9である。
果肉を食べてみると爽やかな酸味と僅かな甘みがあり、美味であった。
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