551.切り取ったビワノキ枝葉の屋外放置 2023年9月2日
私は枯れたビワノキの葉の糖蜜色が大好きだ。
ビワノキにはかわいそうであるが、私はその糖蜜色の葉を見るためにビワノキを育てている。
今回も元気に育ったビワの枝葉を切り落とし、屋外に放置し葉が糖蜜色に変化する過程を観察した。
その様子を写真1と写真2に示した。
写真1と写真2で黄色の線で囲った葉のRGB変化を測定し、図1に示した。
放置後2日間でR=Gとなり、それ以後はR>Gの糖蜜色となった。
2019年1月にもこのビワノキの枝葉を落とし放置して観察した。
このときはこの樹木がビワノキであることを知らず、これがビワノキと分かったのは2021年5月のことである。
図2に冬(2019年1月)と夏(2023年8月)の放置した葉のG/Rを比較した。
G/Rが100%を切るのは冬は放置6日であるのに対し夏は放置3日であった。
明らかに夏の方が冬よりも糖蜜色化が早いと言える。
今回の放置で8月24日に下の方の枝葉を表面にだしたところ、それらの葉はまだ緑色を保っていた。(写真2)
その後の経過を写真3に示した。表面に置くことにより緑色が残っていた葉も糖蜜色に変わっていった。
糖蜜色化の速度は日光のあたり具合によって変わるのではないかと考えられる。
写真4は2021年5月以後のビワノキの生長過程と2023年8月16日の枝落としの様子である。
図3は糖蜜色に変わったビワの葉の画像とRGBである。
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