578. 熟した柿の実の落下 2024年3月9日

 第432節では緑色の柿のみがオレンジ色に成熟するまでの過程を記録した。
本節では熟した柿が木から落下していく過程と落下した柿の実を放置すればどのように変化するかを記録した。
写真1~写真5に柿の木の経過を示した。






 
 図1に枝についている実と残渣の個数変化を示した。
 ここで残渣というのは写真6のようなものである。
 枝についている実は時間の経過とともに落下し、2023年12月31日に0となった。
 一方で枝についている残渣は増加し、2023年12月31日以後は変化しなかった。

  
 写真7~11に柿の実外観の経過を示した。
 観察対象の柿の実は2023年11月1日に落下したが、これを写真12のように柿の木の近くの塀に置き観察を続けた。
 落下した柿は果肉がしだいに減少し11月中旬にはペシャンコになった。
 皮と蔕だけになった(もちろん見えないが種は内部に残っているはずである)実は2024年1月から2月にかけて大きな変化はなかった。






 表1に柿の実のRGBおよびRGB%を計算し、その変化を図2、図3に示した。


 時間の経過とともにRが減少し、GとBが上昇した。
 オレンジ色から糖蜜色に変化したのである。
 この観察は継続中である。
 ①柿の木についている残渣がいつ0になるのか。
 ②放置した柿の実は気温のの上昇とともにともに微生物が繁殖すると予想され、どのような変化をしていくのか。
 楽しみである。

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