28.アフリカ人女性の皮膚色 2014年8月8日
(1)はじめに
前節27 で日本(モンゴロイド)、中国(モンゴロド)、米国(コーカソイド)人女性の皮膚色につきRGB解析を行ったが、ニグロイドのデータが不足していた。
そこで、不特定のインターネット画像からアフリカ人女性(ニグロイド)の腹部画像をサンプリングしRGB解析を行った。
(2)サンプルのRGBおよび色見本
(3)T vs. R,G,B プロット
(4)勾配Aの比較
①Gの勾配はすべての集団につきほぼ一定で0.32~0.33であった。
②中国(モンゴロイド)、米国(コーカソイド)は B>G>Rであった。
③アフリカ(ニグロイド)は R>G>Bであった。
④日本(モンゴロイド)は R、G、Bの勾配がほぼ一定であった。
(5)切片Bの比較
①Gの切片はすべての集団につき、ほぼ0であった。
②アフリカ(ニグロイド)は R,G,Bとも切片がほぼ0となった。
(6)相関係数の二乗R2の比較
①Gの相関係数はすべての集団で大きかった。
②中国(モンゴロイド)と米国(コーカソイド)は Rとの相関が小さく、 アフリカ(ニグロイド)はGとの相関が小さかった。
③日本(モンゴロイド)はR,G,Bともの大きかった。
(7)おわりに
日本人女性集団だけがTとR,G,Bの相関において、すべて相関係数が高く、ほぼ一定の勾配Aを示した。
また、TとGの相関において、すべての集団で、 ほぼG=0.33*Tの関係が成立することから、GはTの1/3を常に占めており、RとBの変動により皮膚色が変わると言える。
これらの意味するところは、今後の研究テーマとしたい。
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