39.カラメル化抑制作用のあるタイで入手した薬用植物 2014年9月22日

(1)はじめに

 35.ロックシュガーの加熱色において暗色化の小さかった上位16種類のサンプルにつき確認試験を実施した。
その方法はウオッカ抽出液に浸漬したロックシュガーの飽和水溶液20gを金属皿に入れてホットプレートで加熱し、その暗色化速度を比較するものである。
飽和水溶液が沸騰を開始したときの時間を0分とし、T=R+G+Bを記録した。
加熱時間の経過とともにTは低下するが、0分のT値との差違を時間に対してプロットし、Tの低下(0分との差違)が250を切る時間を求めた。
この時間が長いほどカラメル化抑制作用は強いと判断した。


(2)ロックシュガー飽和溶液加熱経過






(3)T値低下経過



(4) T値低下250到達時間




(5)カラメル化反応抑制作用のある薬用植物 ベスト7



(6)おわりに

 拙著「ワンダムおじさんの糖蜜色研究」で掲載した表30にはいくつかの間違いがあったので、ここにお詫びして訂正する。
表30の修正版は以下を参照されたい。
 表30修正版
 この実験は「趣味レベル」のものであることは拙著でも述べたとおりである。
表2は生体内メイラード反応阻害剤の探索にかかわる最近の日本特許で用いられた評価方法である。
私の研究室ではこのような評価を行う設備はないので、精度は落ちても良いのでもっと簡単にできる評価方法は
ないものかと考えている。
残念ながら、いまのところそのような方法は見つかっていない。



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