50. 2015年の黒砂糖つくり  その2 2015年2月26日

 2015年の黒砂糖つくり”その1” に続き”その2”を記載する。今年の黒砂糖つくりはこれで終わりである。



(1)黒砂糖つくりの経過

 写真1に写真を表1に収量等のデータを示した。





(2)昨年(12月)、今年(12月末-1月)、今年(1月末-2月)の比較

 ジュース/茎回収率、黒砂糖/ジュース回収率とも昨年より今年が良好で、今年は1月末-2月収穫の方が12月末-1月収穫の方良好であった。
特にジュースのBrix(砂糖濃度に相当)は今年が昨年より高かった。

 

 昨年と今年の収穫量を比較すると茎、ジュース、黒砂糖ともにおよそ2倍であった。



(3)刈り取り直前のサトウキビの状態

 12月末-1月(No.1)はまだ緑の葉がのこっているが、1月末-2月(No.2)は緑の葉が著しく少なくなっている。
緑の葉が残っているのはショウトウ部であり、ショウトウ部は茎と切り離して廃棄する。
写真4は廃棄するショウトウ部のものであるが、収穫日が遅くなるほど緑の葉が減少し、枯葉が増加しているのがわかる。






(4)黒砂糖接写写真

 サトウキビの刈り取り、茎の洗浄、黒砂糖つくりは時間のかかる作業であり、今年は家内に手伝ってもらって実施した。
それでも、できあがった黒砂糖を見ていると、その苦労も忘れるほど美しい。
私の黒砂糖は「黒」というより「カラメル色」であり、ブラウンシュガーと行った方が良いかもしれない。
 できあがった黒砂糖は少しづつ知人友人に配ってご賞味いただいている。懐かしい味だとなかなか好評だ。
大部分は家庭料理に砂糖のかわりに使用することになるだろう。
さらに、ある部分は酵母でアルコール発酵させ蒸留酒を試作してみたいと思っている。どんな味のお酒ができるかも楽しみだが、私の真の目的は蒸留残渣から有効成分を抽出することにある。




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