72. 台風で落下した気根付きサトウキビ 2015年11月3日

  台風でサトウキビが倒れるのは毎度のことである。
今年も台風15号でサトウキビが倒れ(写真1)、それを起こした。(写真2)



 今年が例年と違うのは刈らずに残しておいたサトウキビの茎の節から新しい芽が出て気根付きのサトウキビとなり、これが強風で落下したことである。
落下した気根付きサトウキビを写真3と写真4に示した。



 落下したサトウキビを畑の片隅に移植してみた。
最初、葉はすべて枯れてしまうのだが、根は生きていて再び新しい葉と茎が伸びてきている。(写真5)



 刈り残したサトウキビからは根のついたサトウキビができ、それは容易に落下して水分などが十分にあれば、落ちた土に根を張ると思われる。
これをサトウキビの繁殖戦略の一つだと思う。
 気根付サトウキビがすべて落下するわけではない。
 写真6のように親茎から養分をもらって、上へ上へ伸びているものもある。しかし、頭でっかちになり非常に不安定で強い支柱で支えてやらねばならない。




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