73. Google糖蜜色検索 2015年11月13日
(1)方法
「糖蜜色」という用語がどれだけ使用されているかを調べるために写真1のようにGoogleで検索を実施した。
(2)ヒット件数の推移 (図1)
2015年の7月までは400,000件未満であったが、8月から9月にかけて急上昇し一時500,000件に達した。しかいs、10月から降下し11月現在は410,000から420,000件の間である。
(3)茶色、褐色および糖蜜色類似色とのヒット件数の比較(図2)
糖蜜色のヒット件数は茶色の僅か2%である。
ワンダムおじさんの糖蜜色研究に記載した糖蜜色類似色20種のうち、糖蜜色よりヒット件数の少なかったのはヘーゼルブラウン、ベンガラ、桑染め、ヘンナの4種であった。
(4)ヒット項目の分類(表1,図3)
ヒット項目は日本語のものだけを選択した。糖蜜色というキーワードでは中国語のものがかなりの数でてくるが、内容が理解できないので除外している。
ヒット項目比率が最も高かったのは私の著書とホームページに関する項目で全体の約1/3を占めた。
どうやら「糖蜜色研究家」というのは日本では私だけのようである。
小説などでは「糖蜜色の髪」「糖蜜色の瞳」「糖蜜色の肌」「糖蜜色の夕暮れ」などという表現がよく使われている。
Blogでは「気の向くまま、空が糖蜜色になる」、Twitterでは「糖蜜色@しあわせ探し中」が多くヒットした。
糖蜜、砂糖そのものについての紹介はもっと多くヒットするものと思ったがそれほどでもなかった。
糖蜜色から「色」をとって「糖蜜」で検索すれば膨大なヒット数となる。
酒は主として糖蜜を原料とするラム酒についての記事が多い。
装飾品ではその色を表すのに「糖蜜色」という表現が用いられている。
糖蜜採集というのは、樹液に色々な虫が集まる習性を利用した昆虫採集の方法で、擬似樹液として黒砂糖、酢、焼酎を混ぜて煮詰めた糖蜜様液を樹木に塗っておくものである。
EM菌は環境浄化に使用される有用微生物群(Effective Microoraganisim)のことで、その栄養源として糖蜜が用いられている。
カラメル色素は糖蜜色をした食用色素で糖蜜を原料にしてメイラード反応で製造されるものもある。
(5)「糖蜜色」でヒットする三つの主要書籍
写真2は「糖蜜色」で検索すると必ずヒットする3冊の書籍である。
それらの内容を資料1と資料2に示した。