107.2016年のサトウキビ成長記録 2016年10月2日
2016年4月にD-1,G-1,H-1の3株を残してすべてのサトウキビを刈り取った。
刈り残した3つの株は2014年、2015年と2年間刈り取りをしなかった株である。(85節参照)
写真1にサトウキビ畑全体の変化を示す。
写真2は今年、新たに増築した研究室の2階から撮影した畑全体の様子である。
D-1株の経過を写真3に示した。
倒伏した昨年および一昨年に成長した株からの側枝の成長は皆無であった。
昨年度は旺盛に側枝が生長したが、今年はまったく様相が違っていた。
根本からは新しい芽が出て、大きく成長した。
G-1およびH-1株の経過を写真4に示す。
D-1株と同じく、今年は昨年とまったく異なり刈る残した茎からの側枝は発生しなかった。
昨年は多くの側枝が成長し、台風で落下したことを述べたが(72節)、今年はそのようなことは皆無であった。
根本からは例年通り多くの新しい芽が出て大きく成長した。
9月末のH-1株の状態を写真5に示す。
この株では成長年度別に茎を紐で縛ってまとめてある。
冬になったら一部を刈り取ってジュースの性質を比較するとともに、大部分は刈り取らずに放置したらどうなるのかを見てみたい。
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