83. 2016年の黒砂糖つくり-1( 昨年刈り取った株から) 2016年4月11日
(1)2015年4月から2016年4月までのサトウキビ畑の変化(写真1)
2015年4月1日の写真では完全に刈り取られた株と刈り残した株が共存している。
2016年4月7日の写真では3株のみを残してすべて刈り取った。
今回は2015年に刈り取った株から成長したサトウキビからの黒砂糖つくりについて記載する。
2015年に刈り残したサトウキビからの黒砂糖つくりについては次節84に記載する。
(2)収穫、黒砂糖つくりデーター一覧 (表1) と 刈り取った茎およびできあがった黒砂糖の写真(写真2)
表1の上の表は2015年に刈り残したサトウキビの本数を示す。
今回収穫したのは刈り残した本数が「0」になっている株から成長したサトウキビである。
株の網掛けの色と刈り取り日の網掛けの色を対応させてある。
(3)刈り取り日と各データの変化
①ジュースBrix
1月末~2月上旬にピークとなりその後低下した。
②ジュースpH
2月上旬に急激に低下し、その後、ほぼ一定となった。
③洗浄茎あたりのジュース収率
2月上旬がピークとなった。
④ジュースあたりの黒砂糖収率
1月末~2月上旬がピークとなった。
(4) 2014年、2015年との収量、収率の比較
収量、収率ともに年々上昇している。刈り取った後の根が大きくなるほど新たに生えてくる茎の本数、茎の太さが大きくなっている。
来年度、さらに増加するのか減少に転じるのか楽しみである。
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