277.サトウキビの茎の太さ 2020年2月20日
私の黒砂糖つくりの動画を見たり、私のサトウキビ畑を実際に訪問してくれたタイの友人から必ず言われることがある。
「なぜ、Mr.Takahashiのサトウキビは細いのか?. 高さは十分にあるのに細い。」
確かに私もそう思う。
タイのサトウキビの茎は太い。
品種の違いもあるかもしれないが、何と言ってもタイは1年中夏なのに対し、延岡の夏は3ヶ月である。
この気温の差が一番大きいと思う。
写真1を見ると分かるように12月でもサトウキビの葉は青々していて元気である。
このサトウキビは下部の葉を除去してあるので特に元気に見える。
下部の葉を除去するのを剥葉(はくよう)と言い。次のような理由によると言われている。
①下部の葉はすでに枯れていたり、日光があたりにくいので光合成能が落ちており不要である。
②樹冠の炭酸ガス固定能を高め伸長肥大に利用する。
③病害虫の発生を抑制する。
④茎の収穫を容易にする。
しかし、私は太い茎より細めの茎の方が好きである。
太い茎は縦方向に2分割しないと私の搾汁機はつまってしまうからである。(写真2,写真3,写真4,写真5)
私のサトウキビジュースのBrixはタイのサトウキビにまったく劣らないので今後とも細く長いサトウキビを追求していきたいと
考えている。
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