288. 第3サトウキビ畑の経過9 2020年4月25日
本節は第282節の続きである。
写真1に畑全体の中のサンプリング株、写真2に採取前のサンプリング株、写真3に採取後のサンプリング株の
状態を示す。
写真4には茎と葉の分離の様子を示す。
葉は緑色だけでなく赤紫色に変わった物が多かった。
写真5には分離した根の状態を示す。
写真6は新しく出た芽の状態を示す。
今回は根本から出芽した蘖に加え、茎の節目から側枝の出芽が初めて認められた。
各部位の重量測定結果の一覧を表1に示す。
茎別の葉の重量分布を図1に示す。
重量分布の緑葉には赤紫の葉も含まれる。
①緑葉の重量は8月~9月をピークに減少を続けている。(図2)
②茎の重量は10月から変わらないか、やや減少している。(図3)
③根の重量は9月~11月がピークでその後減少傾向である。(図3)
④総重量は12月以後減少傾向である。(図4)
⑤各部位の重量比率を図5に示した。
a.緑葉比率は減少の一途をたどっている。
b.根の比率は1月まで減少したが、その後再度わずかに上昇している。
c.茎の比率は3月から減少した。その分 新芽(蘖)比率が急上昇した。
⑥緑葉1枚あたりの平均重量は11月をピークに減少した。(図6)
⑦茎1本あたりの平均緑葉枚数は減少を続けている。(図7)
写真7に第3サトウキビ畑全体の経過を、写真8に芽の生長を測定した株のその後の経過を示した。
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