290.紫色になったサトウキビの葉 2020年5月13日
前節で今年は赤紫色のサトウキビの葉を見かけるようになったことを述べた。
写真1は母屋花壇のサトウキビの様子である。赤紫色の葉がたくさん出ていることが分かるだろう。
これらのサトウキビは冬の間は緑の葉ばかりであった。(糖蜜色コレクション341節冬も緑のサトウキビ)
ところが春になると一部の葉が紫色を帯びてきたのである。
写真2は花壇右端の蘖(ひこばえ)の葉色経過である。
3月24日から5月4日までの間紫色を帯びた葉は枯れることなくその色を保った。
写真3は紫色の葉の拡大画像で、図1はそのRGBである。
インターネットで調べると葉が紫色になるサトウキビはあるそうである。
しかし、私のサトウキビ畑でこれほど多くの葉が紫色になったのは初めてである。
第155節で初期の光合成生物は緑色ではなく赤紫色をしていたと推定した。
サトウキビも太古の遺伝子の名残を発現するのかもしれない。
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