292.サトウキビ葉赤紫色部分の抽出 2020年5月16日
前節の抽出で使用したサトウキビの葉は完全な紫系統の色でなかったため、抽出液の色も当然ながら紫色にはならなかった。
そこで今回は葉の赤紫色の部分のみを切り取り抽出に使用した。
写真1は母屋花壇から採取した葉で写真2は葉の表の赤紫部分の切片を作成したときの様子である。
赤紫色部分は写真3に示すようにまちがいなく赤紫色である。
写真4には切片の顕微鏡画像を示す。
赤紫の色素は葉の表側の表面近くに認められた。
赤紫部分のもの熱水抽出の様子を写真5に示した。
抽出液の色は赤紫ではなく黄色であった。
この色素が赤紫色を示すのは細胞内にあるときだけで、抽出すると赤紫にはならないようである。
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