326. 2020年生育サトウキビの収穫 No.2 2020年12月19日

 今期2回目の収穫記録である。
 写真1にはサトウキビ刈り取り前後の状態を示した。


 写真2はトラッシュを除去した茎と切断した茎の状態を示した。


 写真3は洗浄茎(搾汁前)、搾汁後の茎、生ジュースの状態を示した。
 今回太い茎を集め、縦割りして搾汁時に詰まらないようにした。これにより搾汁は円滑に実施できた。

 写真4は生ジュースを加熱したときの状態を示した。

 写真5は一夜静置した加熱ジュースのサイホン分離軽液と重液、さらに重液濾過の様子を示した。


 サイホン軽液と重液濾液を合わせて混合清澄ジュースとし写真6のように煮沸濃縮した。
 濃縮倍率は2.41倍であった。


 濃縮ジュース(シロップ)は3分割し写真7のように最終煮つめを行いブロック状の黒砂糖を得た。
 BatchNo.2-1は煮詰め不足でトレイ注入後飴状となたっため再溶解して再度最終煮詰め(BatchNo.2-1(再))を行った。


 ブロック状の黒砂糖は食器乾燥器で乾燥の後、仮包装した。 その状態を写真8に示した。



  煮詰め不足で飴状になったときの最終煮詰め液表面のRGB%をブロック状になったものと図1に比較した。
  煮詰め不足の場合は正常液よりもR%が低く、B%が高かった。
  いずれもRGB%は直線となり完璧な糖蜜色である。

       
 表1に最終煮詰め時の所要時間とマスバランスを表2に洗浄茎重量あたりのマスバランスを示した。
 正味黒砂糖の収率は9.0%であった。
     
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