収穫No.1,No.2,No.3は従来どおり煮詰めてからパットに移して固化させる方法で実施した。（写真1)
しかし、収穫No.4（バッチNo.4-2)で煮詰め不足となりパットで正常に固化しなかった。
そこでパットに入れたままガスコンロで加熱して再溶解したのち、再煮詰めを行い、そのままパットで冷却したところ問題なく固化できた。(写真2）
収穫No.5とNo.6では鍋（実際にはボウルを使用）でし最終煮詰めを行わず、2次濃縮とし、最終煮詰めは2次濃縮液をパットに移して最終煮詰め、シード添加、冷却固化を
行った。(写真3）
表１に2次濃縮および最終煮詰めデータの一覧を示した。
ボウルで最終濃縮を行わないことにより、ボウルへの付着（鍋残）は大きく減少し、ブロック状黒砂糖の収率は増加した。（図1）
今後はパットで煮詰めを行う方法に変更する。
この方法は鍋残が減少するのみならず、煮詰め不足の場合はすぐに再加熱すれば常に良好なブロック状黒砂糖を得ることができる。
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