510. 氷がはった溜水中のサトウキビ 2023年1月8日

 気温が零下になった朝、溜水に氷がはった。そして、氷の中のサトウキビという珍しい写真が撮れた。(写真1)



このサトウキビの由来を写真2に示した。
第2サトウキビ畑の横のソテツの前に雨水が溜まったプラスチックコンテナーがある。
最初空だったコンテナーに雨水が溜まり、その後空になることはなかった。
降雨量が蒸発量より多いためであろう。
昔暮らしていたタイ国のナコムパトム県では降雨量より蒸発量が多いため、コンテナーは確実に干し上がってしまう。
この溜水の中に、9月の台風で落下したサトウキビの側枝をさしておいたのだ。
1ヶ月ほど経過するともともとあった葉は枯れてしまったが、枯れた葉を除去すると新しい葉が出ていた。
また水面近くの節からは新しい芽が出ていた。



 写真3には10月下旬以後の側枝の経過を示した。2月上旬までは新しい葉は緑を保っていたが、中旬からは黄味を帯びてきた。
そして12月19日に氷がはった。
はたして、このサトウキビは氷がはるような水の中でこ冬を乗り切って生き延びることができるだろうか。
 

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