61. サトウキビ焼酎の精製 2015年7月1日
 
  前回試作したサトウキビ焼酎を冷蔵庫に25日間保管したところ、フラスコの底に白色の沈殿が認められた。そのときの写真を写真1に示した。
この写真では沈殿物質を見ることは困難であるが、肉眼でははっきりと観察できた。
この沈殿を濾過している様子を写真2に示した。


 白色沈殿物は高濃度のエタノールには溶解するが、低濃度のエタノールには溶解しない脂肪酸であると考えられる。
好みにもよると思うが、私自身はこのものの匂い(汗のような)を好まない。
そこで、活性炭を添加して精製してみた。すすなわち、写真3に示すように活性炭0.5%を添加して十分に撹拌してから室温で2hr放置した。
その後、活性炭を濾過して、無色透明の濾液が得られた。(写真4)


 濾液を味わってみたところ、汗臭い匂いは消失し、雑味も弱まっており、私好みのあっさりした焼酎となった。(写真5)



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