270. 第3サトウキビ畑の経過6  2020年1月18日

本節は第265節の続きで2020年1月の第3サトウキビ畑のサンプリング結果について記載したものである。
 写真1には畑全体の中の今回サンプリングした株の位置を示し、写真2は採取前の写真3は採取後のサンプリング株の状態を示す。




今回採取した株には茎が4本あり、各部位に分離したときの状態を写真4に示す。



 写真5には分離した根、写真6には新しく出た芽の画像を示す。




 各部位の重量測定結果の一覧を表1に示す。
 図1には茎別の葉の重量分布を示す。

 
 図2に葉と葉鞘の茎1本あたりの重量変化を示した。
 ①緑葉重量は8月~9月をピークに減少した。
 ②枯葉重量は10月をピークに減少した。落下したためである。
 ③葉鞘重量は8月~9月がピークであったが10月以後は低めで一定である。
 図3に茎と根の茎1本あたりの重量変化を示した。
 ④茎重量は10月をピークに減少した。
 ⑤根重量は12月のみ異常に高く、1月は低かった。株間の個体差によるもので8月以後はほとんど一定とみるべきかもしれない。
  (12月の根の重量は誤り、正しくは276節を参照されたし)
  
  

 図4に茎1本あたりの総重量変化を示した。
 ⑥省重量は9月をピークにゆるやかに減少している。
 図5に各部位の重量比率を示した。
 ⑦8月以後茎の比率が最も高くなっている。(12月は異常)
 ⑧緑葉比率は下がり続け、1月は新芽比率が緑葉比率を越えた。
 ⑨1月度は緑葉と根の比率が同程度になった。 (12月の根の重量は誤り、正しくは276節を参照されたし)
 ⑩葉鞘と枯葉の比率は低い。

  

 図6に葉(緑葉)1枚あたりの平均重量の変化を示す。
 ⑪11月をピークに12月、1月と急激に低下した。
 図7に茎1本あたりの平均緑葉枚数の変化を示した。
 ⑫緑葉枚数は低下を続けている。

  


 写真7は2019年12月2日から2020年1月5日までの第3サトウキビ畑全体の経過である。


 写真8は芽の生長を測定した株のその後の生育経過である。


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