301. 第3サトウキビ畑の経過 No.11  2020年7月1日

本節は第296節の続きである。
写真1に畑全体の中のサンプリング株、写真2に採取前のサンプリング株、写真3に採取後の状態を示す。





 写真4は茎と葉の分離状態を示した。
 6月度は緑葉、枯葉ともに大きく減少し、代わりに側枝が大きく増加した。
 写真中「側枝を残した茎」は緑葉、枯葉、葉鞘を除去し側枝は除去していない。


 写真5に分離した根の画像を示す。

 写真6の蘖(ひこばえ)は根元から出た芽であり、側枝は地上にある茎から出た芽である。


 表1に各部位の重量測定結果を、図1に各茎別の葉の重量分布を示す。
 

 

 ①緑葉がほとんどなくなり(図2,図5)、側枝が増加した。(図5)
  もともとあった緑葉は役目を終えて枯れ落ち、新しい側枝が出てその緑葉が光合成をになっている。
 ②1本あたりの総重量が大きく増加した。(図4),これは蘖が成長して重量を増したためである。(図5)
 ③緑葉1枚あたりの平均重量(図6)、茎1本あたりの平均緑葉枚数(図7)は大きく低下した。
  
  

 

 写真7には第3サトウキビ畑全体の経過を示す。
 写真8には芽の生長を測定した株のその後の経過を示す。



 
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