312. 第3サトウキビ畑の経過13  2020年9月23日

 本節は第305節の続きである。
 写真1に畑全体の中のサンプリング株、写真2に採取前、写真3に採取後のサンプリング株を示した。
 写真4には根を除去した後の親株と蘖(ひこばえ)を分離した状態を示した。



 写真5は茎と葉を分離したときの状態を示した。

 

 写真6に分離した根を写真7は蘖を写真8は側枝を示した。
 

  


  

 各部位の重量測定結果を表1と表2に示した。
 図1には茎別の葉の重量分布を示した。

   

     

    

 茎1本あたりの各部位の重量変化は以下のとおりである。
 ①緑葉、枯葉とも6月以後大きく減少したままである。(図2)
 ②葉鞘は前回と変わらない。(図2)
 ③茎は全体として変化がないと見られる。(図3)
 ④根は5月以後、再度増加している。(図3)
 ⑤総重量は大きく増加している。蘖と側枝の生長によるものである。(図4)


    

    

 本実験の主目的である各部位の重量比率の変化を図5に示した。
 ①緑葉:ほぼ0近くまで減少した。
 ②枯葉:ほぼ0近くまで減少した。既に落葉したと考えられる。
 ③葉鞘:ほぼ0近くまで減少した。
 ④茎:先月と同じく約25%まで減少した。
 ⑤根:15%程度を維持している。
 ⑥蘖:先月と同じく50%である。
 ⑦側枝:先月と同じく10%である。

    

 緑葉1枚あたりの平均重量は2gに減少した。(図6)
 茎1本あたりの緑葉枚数は3枚に減少した。(図7)

    

 写真9に第3サトウキビ畑全体の経過を写真10,11,12に芽の生長を測定した株の経過を示した。








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