416.ミニ樽に入れたホワイトリカーの蒸発2 2023年1月24日

 第126節でミニ樽に入れたホワイトリーカーの蒸発について述べた。
その後もミニ樽でのホワイトリカーの保存は続行し、蒸発により内液量が減少すると新しいホワイトリカーの
注入を繰り返した。
 保存中の樽内液重量の経過を図1に示した。
 また室温の変化を図2に示した。



 図3にはホワイトリカー累積注入量と累積蒸発量の経過を示した。



図4は初期液量に対する累積蒸発量の倍数の経過である。
2000日の放置で蒸発倍数は10倍となっている。
一日あたりの蒸発倍数は0.51%であった。


 写真1は購入直後のミニ樽、写真2は7年半使用したミニ樽である。
7年半使用した樽には内容物がこぼれたときのシミができている。
もうこれでミニ樽の役目は終わりにした、後は飾り棚に置き、その糖蜜色を鑑賞したい。



 写真3には樽出しホワイトリカーのRGBを示した。
 RとGが高く、糖蜜色とうよりは黄色に近い。



 図5-1と図5-2に樽出しホワイトリカーの紫外可視吸収スペクトルを示した。
 参照参照セルには新しいホワイトリカーを用いた。
 主たる吸収ピークは紫外部にあり、可視部の吸収はその裾野にすぎない。
 当然ながらこの成分はミニ樽からゆっくりと抽出されたものである。





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