113. タマネギ 2016年6月22日

 タイ国のチェンマイで見たタマネギ畑にはタマネギといっしょにトウガラシが植えられていた。(写真1)


 写真2は乾燥中のタマネギ、写真3は大きなタマネギの表面のRGBを測定したものである。


 図1には糖蜜とタマネギのR vs. G,Bプロットを比較した。
 R vs. G プロットは糖蜜と同じ直線にのり、 R vs B プロットは糖蜜よりBが低めになる。




 タマネギ(オニオン)にはメイラード反応抑制効果がある。その測定は図2のようにして行った。
粉末スパイスは25節に記載したすべてのスパイスであるが、その中でも予備試験でメイラード反応阻害作用がありそうなスパイス5種類について行った実験結果を写真4、表1,図2に示した。
オニオンのメイラード反応抑制作用は圧倒的に強かった。








 確認のためにオニオンのウオッカ抽出液に浸漬した砂糖と浸漬しない砂糖を比較したのが写真5である。
浸漬していない砂糖は1.75分で急激に褐変し2分で煙を出して焦げていくのに対し、オニオン浸漬の砂糖は2.25分でも褐変の進行は緩やかであった。


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