160.お母さんに似顔絵 2017年5月24日
先日、イオン延岡店で「母の日似顔絵展」をやっていた。 4才から6才の幼稚園児がお母さんの似顔絵が展示されていた。(写真1)
以前、園児たちが太陽の色をどのような色で描くのかを「89節 園児が描く太陽の色」で紹介した。
ここでは、園児たちがお母さんの顔をどのような色で塗るのかに興味を持ち、解析することにした。
写真2と写真3はお母さんの似顔絵集である。
この顔色のRGB値を測定し図1に示した。
似顔絵と日本女性の皮膚色のR対GプロットおよびR対Bプロットを図2と図3に示した。
園児が描いたお母さんの顔色と日本女性の皮膚色の両プロットは良く一致している。
似顔絵と皮膚色のRGB平均値の色見本はほぼ同じであるが、日本工業規格(JIS)の肌色とはまったく異なっている。
JISの肌色は日本人にとって理想の肌色をイメージしたものであって、実際は園児の塗った色が真実に近いと言うことである。
お母さん方は自分の肌色をJISの肌色のようになるべく化粧されていると思うが、いつもお母さんを見ている園児は正直である。
私は「ワンダムおじさんの糖蜜色研究」4.4君は太陽族(太陽の色に近い皮膚色と遠い皮膚色)で日本人女性の皮膚色は朝太陽が昇るときの空の色に近いことを述べた。
似顔絵のG/RとB/Rプロットは太陽光の長波長側から合成したスペクトルのプロット線上にある。
日本の幼児達は、お母さんの顔に太陽を見ているのだ。
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