576.バガス置場から採取したサンプルの保管中に生えた植物 2024年2月17日

 研究日誌第372節でバガス置場から回収したバガスをジップロックのフリーザーバッグに採取した。
このサンプルは糖蜜発酵廃液に添加してその脱色試験を継続している。
余ったサンプルはそのまま、雨露が凌げるだけの屋外倉庫に保管したが、私は保管したことも忘れてしまっていた。
 先日、倉庫に用があり久しぶりに入ったところ、保管してあったサンプルを見つけた。
 写真1にサンプリング直後と先日サンプルを見つけたときの状態を示した。

 写真2に採取したときの状態と、保管後2年2ヶ月が経過したときの状態を示した。
 サンプリング当初は水分はバガスに吸収されており、袋の中で蒸発して結露し中身が見えなくなった。
 放置後は結露した水分はバガスとは分離し、中身が見えるようになっていた。
 私が注目したのはサンプルNo.20に緑色の植物が生えていたことである。
 No.20はバガス置場の一番底、すなわちバガスより土が多くなっているところである。
 その土の中に種が存在していたのであろう。
 

 写真3は袋内の植物を外から撮影したものである。
 それにしても、放置しておいただけでここまで自然に育ったことに私は感激した。

 この植物は袋から出し、鉢植えにして屋外に置いた。(写真4)
 今のところこの植物の名前は私には分からないが、これからすくすくと育ち花が咲けば画像検索で判別できるであろう。
 楽しみである。


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