582. 高木の枝落としとその後の経過 2024年4月12日
私の住んでいる延岡市の大貫区には大きな区有墓地がある。
この墓地の近くには古墳や貝塚がある。(第259節の写真6と写真7)
墓地にはエノキ、クスノキなど3本の高木があるのだが、冬になると多量の葉が墓石におちてその清掃に苦慮している。
また台風のときに枝が折れて飛散し近所の家屋を破損させる危険がある。
そこで昨年の夏にこれらの高木の枝落としを行った。
枝落とし前と枝落とし後の樹木の経過を写真1に示した。
エノキは落葉樹であり、クスノキは常緑樹である。
クスノキ1は常緑樹であるにもかかわらず、冬には完全に葉を落とし4月になってもほとんど葉は出てこなかった。
これらの高木は重機が入らない場所にあり、作業中に落とした枝が墓石を壊す恐れがあった。
そこで、宮崎県にも数人しかいないアーボリスト(樹護士)にその作業を依頼した。
写真2と写真3はアーボリストの作業風景である。
その動きは華麗というしかない、見ていてほれぼれした。
写真4は枯れかかったように見えるクスノキ1から僅かに出てきた新しい枝葉である。
これからどのように成長するのか、それとも枯れていくのか観察を続けたい。
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