593.熟した柿の実の落下 3 2024年7月15日
本節は第587節の続きである。
柿の木から熟して落ちた柿の実を放置しておいたら、写真1のような経過をたどりついに消滅した。
落ちてから消滅するまでの期間は8ヶ月あまりであった。
落下した熟柿(じゅくし)は最初柿の木の近くの塀の上に置いたが、次第に減量し2024年5月16日には無くなっていた。
周りを探してみると塀の下の階段で見つかった。軽くなったため風で吹き飛ばされたのだと思う。
回収した残渣は小さな皿に入れて柿の木の根元に置き放置を続行した。(写真2)
写真3に2024年4月22日から7月6日までの経過を示した。
写真4には柿の木の経過を示した。
この期間、緑の葉が生い茂り、柿の花が咲き、小さな柿の実ができたが、いずれも緑色の葉に溶け込み見つけるのは困難である。
花や実が昨年よりは明らかに少ないのも見つけるのが難しい理由である。
柿残渣が減少してゆくのはダンゴムシに食べられたり運ばれていくのが原因である。
写真5-1は腐らずに残った柿の種にダンゴムシが集まっているところである。
また残渣には蟻もやってくる。
小さな破片を巣に運ぶのであろう。
写真5-3は残った最終残渣に食らいついているダンゴムシである。
この後 皿から残渣は消失した。
夜の間にダンゴムシが運びさったのではないかと思う。
図1は雨水に浸り壊れゆく残渣のRGBである。
明らかな糖蜜色である。
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