630.トッケイヤモリ 2025年7月20日

 2003年3月に会社の従業員(電気エンジニヤー)の結婚式に出席した。
新郎の実家はタイのウドンタニ県の田舎であった。
写真1はその結婚式の様子である。


 結婚式の前夜は、新郎の実家に宿泊させてもらった。
熱帯なのにエアコンなしでもとても涼しく、ぐっすりと眠ることができた。
朝起きると、牛の親子が歩いていた。人がついている様子もない。
のどかな風景である。



 窓から見た隣の家は高床式で典型的なタイの田舎の住居である。


 洗面所に行くために一階の広間におりたところ壁に体長40cmほどのトッケイヤモリがいた。
この広間には私と一緒に結婚式に出席するためにやってきた会社の仲間たちが何人か寝ていた。
私はこのヤモリを見て驚いたが、タイの友人たちは特に気にする様子もなかった。
 トッケイヤモリはタイ語でと呼ばれ、鳴き声がトッケイ トッケイ
と聞こえるのである。
何ともグロテスクな斑点をもったヤモリであるが、タイにはその鳴き声を聞くと幸運が訪れると
いう言い伝えがあるらしい。
まさに結婚式の朝にはうってつけだったわけだ。


図1はトッケイヤモリの斑点のRGBである。
赤みの強い糖蜜色である。


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