152.移植したサトウキビ側枝の生長におよぼす磁気の影響 2017年10月28日
(1)はじめに
移植したサトウキビ側枝の生長に磁気が影響するかどうかをピップエレキバンを使って調べたみた。
(2)方法 (写真1)
(3)生長経過(写真2~7)
(4)結果
移植した側枝は一旦枯れかかった後、新しい芽を出して生長を始めた。この現象はサトウキビ畑に移植したときと同じである。
サトウキビ畑では生長が継続するのに対し、この実験系では途中で枯れ死してしまった。(写真8)
緑葉枚数の推移を図1に示した。
また図2にピップエレキバンの装着数と緑葉枚数の関係を示した。
0日目の緑葉枚数はいずれの条件でも4~5枚であったが、7日目には何れの条件でも枯れて緑葉枚数へ減少した。
14日目には新芽が出て、装着数2が最大となった。
20日から30日は緑葉枚数が最大となった磁気であり、装着なしのものよりも装着した方が緑葉枚数は多かった。
35日以後は再び緑葉が減少していくが、装着なしに比べて装着したものは減少速度がゆっくりとしていた。
(5)まとめ
ピックエレキバン装着の効果はありそうである。
しかし、今回の実験系では途中で生長が止まってしまった。
サトウキビの場合、鹿沼土100%ではうまく生育しないのかもしれない。
来年度、側枝ではなく種茎から芽生えたサトウキビを使用し、かつ土はサトウキビ畑のものを使用して再挑戦したい。
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