204.微生物コロニーの糖蜜発酵廃液脱色 2018年11月18日
前節では2018年8月30日に寒天培地上の微生物コロニーの顕微鏡撮影を行った。
寒天培地培養はさらに9月8日まで続行し、コロニーを採取して希薄な糖蜜発酵廃液水溶液に移植した。
この水溶液を室内に放置し、コロニーの中に糖蜜発酵廃液を脱色するものがあるかを見てみた。
写真1から8にシャレーまたは皿からのコロニーの採取状況を示した。
水道水100mlをペットボトルに入れここに固形分50w/v%の糖蜜発酵廃液濃縮液(酵母培養由来)を200ppmになるように添加した。
この液に上述の採取したコロニーを添加して写真9のように室内に放置した。
写真10は液の外観経過を示す。
11月17日に液10mlをサンプリングして遠心分離し上清の紫外可視吸収スペクトルを希釈なしで測定した。
図1はコントロール(コロニー移植無し)の吸光度を100%としたときの相対吸光度の波長スペクトルを示す。
図2は可視部(400nm~700nm)の相対吸光度の平均値を示す。
21個のコロニーのうちコントロールより吸光度が低かったのが10個、高かったのが11個あった。
この中でNo.7-1とNo.7-3のコロニーには脱色効果があったので、この2つにしぼって検討を続行する。
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