217. 2018年生育サトウキビのジュース加熱と灰汁分離 2019年2月7日
前節で搾汁したジュースを写真1、2のように加熱して浮遊する灰汁を網ですくって分離した。
加熱時間は沸騰を開始してから10分間である。
加熱したジュースは一夜静置して軽液をサイホンで分離し、重液は濾過して濾液と濾過残渣に分離した。
その状況を写真3と写真4に示す。
灰汁(浮遊灰汁および沈降灰汁)分離時の諸データを表1に示した。
加熱前と清澄ジュースのRGBを図1に比較した。
平均値を見ると両者のRとBはほぼ同じであるが、Gは明らかに加熱前ジュース>清澄ジュースであった。
加熱前ジュースに存在する灰汁が緑を帯びているからである。
加熱前後のジュース量を図2に示した。
また図3には平均値の重量バランスを示した。
加熱による蒸発ロスは14%、清澄ジュースは軽液65%+濾液16%=81%,灰汁は沈降4%+浮遊1%=5%であった。
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