236. 第3サトウキビ畑 2019年6月4日
図1は私のサトウキビ畑の配置図である。
従来第1サトウキビ畑(旧畑)と第2サトウキビ畑(新畑)の2つだったのであるが、昨年末に旧野菜畑をサトウキビ畑に変えこれを第3サトウキビ畑と呼ぶことにした。
第3サトウキビ畑をつくった目的は図2に示したように、サトウキビが芽を出してから成熟するまでの途中で1株を丸ごと収穫して各部位の重量やジュースに
含まれる総ポリフェノールなどを測定しようと考えたからである。
第3サトウキビに植えた種茎は第1サトウキビ畑で生育した「強制倒伏させてサトウキビに由来する株」である。
通常種茎は節を2つほど残すように短く切るのであるが、今回はショウトウ部を残したままの茎1本を植え付けてみた。(写真1)
2018年12月18日に種茎の植付をおこなったが2019年の1月になるとショウトウ部の葉は枯れて、大部分はちぎれ風に飛ばされていった。(写真2)
この畑から最初の芽が出たのは4月3日のことであり、その後の芽の生育状況は229節と234節に記載した。
その後、他の種茎からも芽が出て順調に生育している。(写真3)
今後、月に1回づつ1株か2株を丸ごと採取し、葉、茎、根の新鮮重量を測定する。
また茎の一部を凍結保存し、全サンプルがそろったところでジュースの①pH②Brix③総ポリフェノール④紫外可視吸収スペクトルを測定し、生長経過とともにこれらが
どのように変化するかを見ることにする。
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