246. 2019年の第2サトウキビ畑の経過1 2019年8月15日
サトウキビがスクスクと生長する姿を見るのは心地よいものだ。
今年は暖冬だったので発芽状態も良く(第233節 2019年度のサトウキビの発芽状況)、降雨も十分なので極めて順調に生長している。
これは昨年の状況と比べると大違いである。
第182節.2018年前期のサトウキビ生育状況
第197節.2018年中期のサトウキビ生育状況
このように順調に生育しているときでも恐ろしいのは台風だ。
今年は8月6日に台風8号が宮崎を直撃するという予報が出ていたので、8月4日はそれぞれの株を結束して(支柱なし)強風で倒れにくくした。
それでもサトウキビは北東の風にあおられて倒伏した。
これらのサトウキビを起こして支柱に結束した。
炎天下のこの作業は、ほんとう疲れてしまう。
8月15日には台風10号が襲来したが、幸いなことに少し四国側にずれ、直撃にはならなかったためサトウキビは倒伏しなかった。
朝すぐに倒伏しなかったことを見たときの嬉しかったこと。
今までサトウキビに対する台風の影響について下記の節で掲載してきた。
第41節 台風で倒れたサトウキビ
第72節 台風で落下した気根付きサトウキビ
第198節 台風24号通過前後のサトウキビ畑とH1株
サトウキビの根はその背丈の割には浅く貧弱であると思う。
従って倒れやすい。
しかし、簡単に倒れてしまうので折れることはない。
簡単に倒れることが身を守る戦略なのかもしれない。
しかも、倒れてもサトウキビはすぐに立ち上がってくる。
倒伏したサトウキビを放置しておいても良いのだが、私は美しいサトウキビの姿を見たいので倒れる度に起こしている。
研究日誌の目次に戻る