265. 第3サトウキビ畑の経過 5 2019年12月17日
本節は第261節の続きで2019年12月の第3サトウキビ畑のサンプリング結果について記載したものである。
写真1には畑全体の中の今回サンプリングした株の位置を示し、写真2は採取前の写真3は採取後のサンプリング株の状態を示す。
今回採取した株には茎が3本あり、各部位に分離したときの状態を写真4に示す。
今回の採取株には新しく出た芽がたくさんついていた。その様子を写真5の写真6に示す。
また分離した根を写真7に示す。
表1には各部位各部位の重量測定結果を一覧表として示す。
根の重量値は間違いであることがわかった。正しくは第276節を参照されたし。(2020年2月8日)
図1は茎別の緑葉と枯葉の葉枚数に対する重量分布を示す。
緑葉と枯葉の枚数は大きくは変わらないものの1枚あたりの平均重量は緑葉 12gに対し、枯葉はわずか2.2gであった。
図2~図7は過去のデータを合わせて示した経過である。
図2. ①緑葉の重量は9月をピークに大きく減少した。②枯葉の重量は10月以後大きな変化はない。実際には枯葉は増加しているはずであるが、すでに地面に落ちたものが多い
ためと管ゲラレル。
図3. ③茎の重量は10をピークに減少している。④根の重量は増加傾向である。(12月の根の重量は誤り、正しくは276節を参照されたし。2020年2月8日)
図4. ⑤茎1本あたりの重量は9月をピークに少しずつ減少している。
図5. ⑥緑葉の重量比率は減少、枯葉は10月からほぼ一定であるが、その重量は極めて小さく、重量比率も僅かである。
⑦葉鞘の比率は7月をピークに減少している。
⑧茎は10月、11月でピークとなり12月は減少した。
⑨根の重量比率は12月に急上昇した。これはサンプリングした個体による特徴である可能性があり茎重量比率と合わせて今後の測定結果を待ちたい。
(12月の根の重量は誤り、正しくは276節を参照されたし。2020年2月8日)
図6. ⑩緑葉1枚たりの平均重量は11月をピークに12月は減少した。
図7. ⑪茎1本あたりの緑葉枚数は経時的に減少している。
写真8は11月7日から12月3日の第3サトウキビ畑全体の様子を示す。
写真9は芽の生長を測定した株(第239節)のその後の生育状態を示した。