329. 2020年生育サトウキビの収穫4 2021年1月7日
本節は今期4回目の収穫と黒砂糖つくりの記録である。
写真1には刈り取り前後のサトウキビの状態を示した。
写真2は刈り取ったサトウキビの繕いと切断した茎の状態である。(撮影日は1月22日ではなく1月2日の誤りである。)
写真3は洗浄した切断茎から生ジュースを搾汁したときの状態である。
写真4を生ジュースを10分間煮沸し、浮遊灰汁を除去したときの状態である。
写真5は加熱した生ジュースを一夜放置し沈降した灰汁と清澄ジュースをサイホンで分離し、重液をさらに濾過したときの状態である。
写真6は清澄ジュースをシロップまでの濃縮したときの状態を示した。
濃縮倍率は1.67倍といつもより少なかった。(1回目2.41倍、2回目2.41倍、3回目2.29倍)
写真7にシロップ最終煮詰めによる黒砂糖の製造とその乾燥の状態を示した。
写真9は最終煮詰め物をトレイに注入した直後に鍋に残った残物を掻き取る前後の状態を示した。
表1に最終煮詰め時の所要時間とマスバランスを示した。
今回はシロップの濃縮倍率が低かったこと、また濃縮前の清澄ジュースが多かったために所要時間は1回目、2回目、3回目より
多くかかった。
表2に洗浄茎あたりのマスバランスを示した。
黒砂糖の収率は9.3%であった。
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