375.松腐朽株残渣への栄養源添加インキュベーション 2021年12月25日

 第374節での室内放置を終了した松腐朽株残渣の60℃乾燥前後の外観を写真1に示した。
乾燥固形分は14%であった。



 松腐朽株残渣にグルコースおよびハイポネックスの栄養源を添加し37℃でインキュベーションした。
 シャーレは蓋をしてあるが水分はかなり蒸発するので、毎日蒸留水を補填した。
 インキュベーションの経過を写真2に、サンプルの水添加前後の重量経過を図1と図2に示した。



 
  グルコースを添加したNo.2とグルコース+ハイポネックスを添加したNo.4は表面に白い菌糸体コロニーの発生が認められた。
  無添加No.1とハイポネックス単独添加したNo.3にはコロニーの発生は認められなかった。
  写真3にインキュベーション最終日の顕微鏡画像を示した。
  いずれも糸状微生物の如き構造物が確認され、特に4の糸状体は太かった。


 37℃インキュベーションを終わった残渣は再度良く混合して室内窓際への放置を開始した。(写真4)
 日光を当てることによりハイポネックスを添加したNo.2とNo.4に緑色のシアノバクテリアが再び増殖してくることを期待している。

  

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