414.新バガス置き場の経過 2022年12月14日
第371節でバガス置き場のバガスを回収した後、bガス置き場を旧から新に変更した。
その位置関係を図1(グーグルマップ)に示した。
旧バガス置き場から回収したバガスから僅かな量のサンプルを採った後、残ったバガスは全て新バガス置き場に
移動させた。 2021年生育サトウキビを刈り取り搾汁して残ったバガスも全て新バガス置き場に放置した。
写真1の左は2021年生育サトウキビのバガス追加が終了した時点の状態である。
2022年12月からは2022年生育サトウキビの収穫作業が始まるので繁茂していた雑草を除去した。
除草後のバガス置き場の状態が写真1の右である。
両者を比較すると放置中にバガスが大きく減容しているのが分かる。
写真2には図1に示したA方向から撮影したバガス置き場の経過を、写真3にはB方向から撮影した経過を示した。
写真2-1
第2サトウキビ畑の刈り取りが進み、生成したバガスがバガス置き場の上層部に堆積していく。
写真2-2.
3月になるとバガス置き場の周囲に雑草が生えはじめ、4月になるとバガス置き場の中にも雑草が生えてきた。
写真2-3.
5月になると第2サトウキビ畑の新芽が生長しはじめ8月には急激に生長した。
サトウキビと同じくバガス置き場の雑草も急速に生長し、8月末にはバガス置き場全体を覆ってしまった。
写真2-4
バガス置き場で繁茂したのは糖蜜色コレクション第447節に記載した「コセンダングサ」であった。
秋になると花をつけ種子をつけた。
写真3-1.
新しいバガスが表面を覆っていく。写真右は以前にこの場所に植えたサトウキビである。
バガスで根本を覆うことによってどうなるか見てみることにした。
写真3-2.
4月になりバガス置き場の中に雑草が生えてくる。
右側のサトウキビはそのまま残っている。
写真3-3.
バガス置き場全体が雑草に覆われた。
サトウキビから新芽は出ず、サトウキビも雑草に覆われた。
写真3-4.
バガス置き場はコセンダングサ一色に覆われた、サトウキビは枯れていった。
写真4にバガス置き場の除草作業の様子を示した。
バガス置き場の中ではサトウキビは生育できず、バガスと同じく減容するか消滅していた。
コセンダングサの繁殖力が非常に強く栄養源を奪われてしまったためと考えられる。
バガス置き場ではバガスが分解され、分解物を栄養源として雑草、とりわけコセンダングサが旺盛に生育した。
バガスは微生物により分解されるだけでなくコセンダングサによっても分解されているように思われる。
除去したコセンダングサはバガス置き場の後ろに堆積した。
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