431. 2023年度の第2サトウキビ畑の出芽 その2 2023年5月3日

 今年も例年通り5月2日に第2サトウキビ畑の出芽状況を記録した。
 写真1は各区画の画像である。


 表1には2017年から2023年の出芽本数の一覧表である。

 表2および図1には各年度の12月~1月の延岡市平均最低気温と総出芽本数の関係を示した。
 図1によれば平均最低気温が1.5℃より低くなると出芽本数は著しく少なくなり、4.5℃より高くなると著しく多くなる。

  

 表3には年度ごとのゾーン別出芽本数を表4にはゾーン別の区画あたりの平均出芽本数を示した。

 図2は表4の値をグラフ化したものである。
 これによれば2017年は Z1>Z2>>Z3>Z4の順に平均出芽本数が多い。
 2018年と2019年はZ1=Z2>>Z3>Z4の順である。
 2020年から2023年はZ2>Z1>Z3=Z4の順になっている。



 2023年度は3月15日以後、ほぼ一週間ごとに各区画の出芽本数を測定した。
 その結果を表5に示した。

 表6と図3にはゾーン別の平均出芽本数の推移を示した。
 出芽本数は日数に対してほぼ直線的に増加し、その増加の大きさは
 Z2>Z2>Z4>Z3の順であった。
   
 図4には各ゾーンの12/6-1/9の平均地温と各ゾーンの平均出芽本数の関係を示した。
 両者には正の相関があり、この時期の平均地温が出芽本数に影響することが強く示唆された。


 
研究日誌の目次に戻る