435.日の出時の空色と第2サトウキビ畑の地温について 2023年6月15日

  第2サトウキビ畑の地温は日の出直後に測定している。
測定前に日の出の風景を撮影しており、その画像を写真1,2,3に示した。





 表1(冬)と表2(春)は日の出直後の平均地温、日の出時の空色RGBおよびB/Rを示したものである。



 図1は日の出時の空色RGBの変化である。

         

 
より単純化するために空色のB/Rを計算し図2に示した。
地温測定時の天候を快晴または晴れと曇りまたは雨の二つに分けてB/Rの変化を示したものである。
快晴または晴れのときは、日の出方向の空色はB/Rが低く、曇りまたは雨の時は高くなっている。
ただし、日の出方向の空色と空全体の状況は一致しないこともたまにあり、空全体としては曇りなのに日の出
方向は晴れていることやその逆もあった。
 図3は日の出直後の地温変化である。

              
              

 図4には日の出方向空色のB/Rの区間平均値変化である。
 B/Rが最も低かったのは12月31日から1月9日の区間であり、これは前節で考察したゾーン平均地温
 と無出芽回数が強い負の相関があった区間と一致した。
              
 ゾーンごとの無出芽回数に影響を及ぼす時期は年末年始の短い期間の地温であり、その時期は日の出方向
の空は良く晴れB/Rが低くなっていた。
 図5にこの区間(12月31日~1月9日)の空色の平均RGBを示した。
 典型的な糖蜜色である。
            
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