455.オレンジ色スライム茎の土壌表面放置 2024年1月17日
本節は第395節の続きである。
写真1から写真5に土壌表面に放置したオレンジ色スライムが生えていたサトウキビ茎の経過を示した。
8月6日に土壌表面に微生物の菌糸の増殖が認められたがすぐに消失し雑草が生育し始めた。
この雑草はコニシキソウと考えられ、9月には土壌を覆いつくし、茎は見えなくなった。
10月末になると、この雑草は枯れ始め、茎が見えるようになった。(写真1)
11月下旬から2月末までは雑草はほとんど生えず放置茎は露わになった。
2023年1月2日には残っていた雑草の枯れ茎を除去した。(写真2)
3月になると雑草が生育し始めた。最初に生育したのはカタバミである。そして夏になるとヒメムカシヨモギと思われる雑草が生育してきた。
(写真3)
2023年土壌表面を覆いつくすような雑草は生育しなかったので、放置した茎が見えなくなることはなかった。(写真4)
2024年の1月9日に一旦放置を終え、茎の洗浄、乾燥と重量の計測を行った。
乾燥した茎は1月10日に放置を再開した。(写真5)
写真6に2022年度と2023年度に旺盛に生育した雑草を示した。
写真7は放置終了時の茎の洗浄と乾燥の状況である。
写真8はこれまでの洗浄茎節部分の変化を示した。
図1には乾燥重量の変化を示した。
土中に埋めた時期と土壌表面に置いた時を含めて、乾燥重量は時間とともに直線的に低下しつつある。
図2と図3に茎表面のRGB変化を示した。
放置により暗色化した糖蜜色になっていくことがわかる。
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