463. 第2サトウキビ畑への竹パウダーの施肥 2024年2月29日
私設研究室と延岡支援学校の境界にある竹林は延岡支援学校の敷地である。
竹がどんどん増殖してきたので、延岡支援学校では竹の伐採を実施している。
写真1に4年前と現在の竹林を比較した。
4年前に密生していた竹が伐採されて向こう側が見えるようになった。
伐採された竹は粉砕して竹パウダーとして畑の土壌改良剤として有効利用されている。
竹バウダーは密閉して放置しておくと乳酸菌が繁殖し、それを施肥すると作物の品質が向上するらしい。
私は竹バウダーを少し分けていただき、サトウキビ畑に施肥してみることにした。
写真2はビニール袋に入れた竹パウダーを放置している状態を示した。
1月下旬にサトウキビの収穫が終わったので、第2サトウキビ畑に施肥すべくビニール袋を解放して竹パウダーを取り出した。
写真3に竹パウダーの外観を示した。
図1は第2サトウキビ畑の区画図であるが、竹パウダーを施肥する区画としない区画に分けてサトウキビの生育状態を比較することにした。
なお竹パウダーの施肥量は1区画あたり1kgとした。 図1の長さの単位はmである。
写真4に竹パウダーなし無しと有りの区画の状態を示した。
竹パウダーはサトウキビ切り株の周囲を浅く堀り、投入しその後、土で被覆した。
その状態を写真5に示した。
写真6は水を添加した竹パウダーの顕微鏡画像である。
竹の微細組織と細菌が確認できた。
写真7はサトウキビ刈り取り後の第2サトウキビ畑の経過である。
①1月29日 支柱を撤去
②1月30日 区画ラベルの設置と竹パウダーの施肥
③2月1日 例年通りサトウキビトラッシュを還元
さて、サトウキビの成長や品質に竹パウダーは良い効果を及ぼすであろうか?
楽しみである。
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