636. 栄養源を添加して放置した直後のカボチャ残渣懸濁液 2025年8月25日

 第632節の最後に風乾したカボチャ残渣を栄養源を添加して水に懸濁して放置したことを述べた。
 写真1と写真2に示すように、放置開始後2-3日で液は白濁し、2週間後には糖蜜色になった。

 



 液の糖蜜色は明るくすると赤色に見える。(写真3.図1)



 写真4は赤みを帯びた糖蜜色の内壁付着物の顕微鏡画像である。
 これは明らかにカボチャ残渣であるが、放置前の顕微鏡画像と比較すると組織が破壊されつつあるように見える。

 写真5は懸濁液の顕微鏡画像であり、バクテリアが「うようよ」いた。
 栄養源の添加によりバクテリアが増殖し、従来分解されにくかったカボチャ残渣成分を分解しはじめたものと考えらえる。
 糖蜜色は分解された残渣成分に由来するものであろう。

 今後、どこまで残渣が減少していくかが楽しみである。

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