637. 蛇状若竹 2025年8月25日


 研究室の裏にキウイの樹木に覆われた朽ち果てる寸前の小屋がある。
生前の母がこの小屋で休憩をとりながら畑で野菜などを育てていた。
このキウイ栗の木も母が植えたものである。
 いつか整理いなければと思っているこの小屋に手をつける暇がなく、母が使用していた畑も草ぼうぼうで
草刈りをするのがやっとの状態である。
 この小屋を6月3日に小屋を覗いてみると一本の若竹が生えているのを見つけた。(写真1)


 写真2はその若竹の詳細である。
小屋の屋根に押さえつけられて曲がり、空に向かって小屋を抜け出そうとしてまた曲がりくねったのである。


 写真3はキウイの木に覆われた小屋である。


 写真4は切断した若竹と昔第3サトウキビ畑で見つけた蛇の死骸を比較したものである。
切断した若竹はまるで蛇の様であり、「蛇状若竹」と呼ぶことにした。

 写真5は蛇状若竹の各部分の画像である。


 写真6は地面に放置した蛇状若竹の経過である。
 緑色から糖蜜色に変色し、最後は弾力を失い容易に折れてしまった。


 図1は蛇状若竹のRGB%の変化である。
 R%は上昇、G%はほぼ一定、B%は低下して、完全な糖蜜色となる。



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