639. キャッサバ 2025年9月19日
前節のドラゴンフルーツと同じく写真1のキャッサバもタイの寮の庭に植えられた。
キャサバ(資料1)からできるタピオカスターチはサトウキビからできる糖蜜と同じく重要な発酵糖源である。
写真2のようにキャサバの枝を植えると、新しい葉が出てきて育っていくのである。
ただキャッサバは冠水に弱いようである。
写真3に示すように豪雨で冠水すると、葉は萎みすぐに枯れ始めた。
表1に水に浸かったキャッサバの葉の色変化を示した。
図1には葉のRGB変化を図2には葉のRGB%を示した。
枯れた葉色はみごとな糖蜜色である。
この記事を書いていて1983年にインドネシアでインドネシア語を勉強していたころの教科書を思いだした。
資料2のように家で子供がキャッサバの苗木を植えている様子が書かれていた。
あれから42年が経ち、インドネシア語はすっかり忘れてしままったが、この教科書の挿絵は憶えていた。
インドネシアの人々にとっては、キャッサバは小学校低学年の教科書に出てくるほど身近で大切な作物なのである。
、
コレクションリストに戻る