641.イタドリの花に群がるキオビエダシャクの成虫 2025年9月28日

 研究日誌第526節で人見山愛宕地蔵のマキの木のキオビエダシャク幼虫がなくなるまで捕獲したことを述べた。
 それから1週間ほどして成虫となった蛾が飛び始めた。
 今朝、様子を見てみると愛宕地蔵の敷地内で大きく成長したイタドリが花を咲かせ、その花に成虫が群がっているのを見つけた。
 写真1は愛宕地蔵の境内から、写真2は下の道路から見上げて撮影したものである。
 写真1には私の自宅の花壇のサトウキビも写っている。
 これらの成虫は愛宕地蔵の境内で生まれたものではなく、よその場所からやってきてイタドリの蜜を吸っているのだと思う。



 
 このイタドリはマキの木の隣に生えているので、卵を生みつけられる危険性が極めて高い。
 そこで、イタドリを写真3のように切り落とした。


 イタドリを切り落とすと大部分の成虫は飛び去るが、なかには花から離れずに蜜を吸い続けているものもいる。
 卵を生むために必死で栄養をとろうとしているのであろう。
 そんなけなげな成虫を退治するのは、可哀そうではあるがマキの木を守るためにはやむを得ないのである。



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