398.石灰処理糖蜜発酵廃液の長期放置 2022年8月14日
本節は研究日誌2021年第350節の続きである。
放置液も外観経過を写真1に示した。
2021年8月9日以後はシアノバクテリアフロックのほとんどが容器底に沈降し上清は無色透明となった。
放置中の蒸発水分は水道水で補填し、液量の変化と累積水添加量を図1に示した。
図2にはpH変化を示した。
図3には電気伝導度の変化を示した。
2022年8月1日の電気伝導度は0.40 mS/cmであった。
写真2は放置液の沪過の状況を示した。
沪液は完全に無色透明であり、シアノバクテリアのリークは認められなかった。
沪液だけを元の瓶(内壁にはシアノバクテリアフロックが付着している)に入れ、再度放置を開始した。
写真3に沪過残渣(シアノバクテリア フロック)の顕微鏡画像を示した。
沪液の放置により、再度シアノバクテリアが繁殖し、電気伝導度が0.4(mS/cm)より低下するだろうか?
その限界を確かめたい。
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