404. 台風前後のサトウキビ 2022年9月24日
前節でサトウキビゲートの台風による被害状況を記したが、ここではそれ以外のサトウキビの状態について述べる。
写真1は第2サトウキビ畑の状況である。
第2サトウキビ畑は台風襲来前に支柱に結束しており、台風11号による被害はほとんどなかった。
しかし台風14号では①支柱ごとの倒伏 ②結束している紐のほどけ③葉の脱落等が見られた。
写真2は支柱に結束しなおした第2サトウキビ畑の様子である。
葉が折れたり、脱落したりしており今年は黒砂糖の生産量は減少するものと考えられる。
写真3は第3サトウキビ畑の状況である。
この畑のサトウキビは結束せず、自然のまま育てている。
台風11号では若干の倒伏が見られたが、たいしたことはなかった。
台風14号ではほとんどの株が倒伏した。
写真4は研究室花壇の門の横のサトウキビである。
台風11号ではまったく被害はなかったが、台風14号では葉の大部分が吹き飛んでしまった。
写真5は研究室花壇の階段の下のサトウキビである。
研究室の2階から最上部を観察することができる。
台風14号によりほとんどの側枝や葉が吹き飛んでしまった。
写真6は母屋花壇のサトウキビの状況である。
このサトウキビは側枝が大きく生長していたが、台風11号によって落下し、台風14号でほぼ丸坊主になった。
このように台風14号でダメージを受けたサトウキビであるが、11月までにどのように回復するかを観察していきたい。
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