456. 2023年生育サトウキビの収穫 2024年2月8日
2023年に生育した第2サトウキビ畑の刈り取りは2023年12月13日から2024年1月24日の期間に7回に分けて実施した。
写真1に刈り取り期間中のサトウキビ畑の変化を示した。
写真2は収穫No.ごとの①繕い終了後の茎②蓄積したトラッシュ③刈り取り後の畑の状態を示した。
写真3は各区画ごとの刈り取り前のサトウキビの状態である。
写真4は刈り取り後の切り株の状態である。
成熟したサトウキビの茎は刈り取ったが、新しく出た芽はそのまま残してある。
写真5は刈り取ったサトウキビの状態である。
表1には各区画の収穫本数を示した。
表2は年度ごとの区画収穫本数を示した。
(表3なし)
表4はゾーン別の収穫本数の変化を示した。
ここで言うゾーンについては第417節を参照されたい。
図1に示すように、収穫本数はどの年度もゾーンが最も多かった。。
次いでゾーン1が多く、ゾーン3とゾーン4は少なかった。
ただし、2023-2024年度についてはゾーン4がゾーン1をやや上回った。
図2に年度別の延岡市の12月-1月の最低平均気温を示した。
2020/2021年度から2022/2023年度の最近の3年間はほぼ一定の2.5~2.5℃であった。
2017/2018年度は1.2℃と低く、凍結障害により黒砂糖が固化しないことがあった。
12月-1月の平均最低気温と収穫本数は図3に示すように強い正の相関がある。
表5にゾーン別の成熟サトウキビ本数を表6に刈り残した株の新芽本数を示した。
表7にはゾ―ン別の本数をポット(区画)あたりの平均値として計算し、12月下旬から1月上旬の平均地温との関係を検討した。
図5,図6にそれらの数値をグラフにして比較した。
図7には平均地温とサトウキビ本数の関係を示した。
成熟サトウキビ本数も新芽本数も12月下旬から1月上旬の平均地温が低くなると明らかに低下した。
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