466. カビ付き黒砂糖シロップの放置(続編5) 2024年3月20日
本節は第400節の続きである。
カビ付き黒砂糖シロップの室内放置を開始してから7年が経過し、まもなく8年になろうとしている。
写真1~写真7に2022年8月~2024年3月の外観経過を示した。
写真8は放置全期間の1ヶ月毎の外観画像である。
図1は室温変化である。
図2と図3はシロップの重量変化である。
シロップはもっと早く蒸発乾固してしまうと考えていたのだが、実際はそうはならず梅雨になると水分を吸収して増加した。
そしてこのときカビの繁殖が旺盛になる。毎年それを繰り返して少しずつ重量が減少していく。
重量の減少は水分蒸発が最も大きいが、繁殖したカビによる糖分の消費によるものもある。
図4に相対極小重量の変化を示した。
どこまで重量が減少して停止するのであろうか。
写真9には放置開始時と現在の状態を示した。
最初は流動性の大きいシロップであったが、現在はほとんど流動性のないペーストとなっている。
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