471. 2024年度の第2サトウキビ畑の出芽本数 2024年5月2日

 今年も5月2日に第2サトウキビ畑の出芽本数を計測した。
 その結果を写真1と図1に示した。


 
 表2には年度別の出芽本数を示した。

 表3は年度別の総出芽本数と12月、1月の延岡市平均最低気温である。
 図1と図2はそれぞれの推移をグラフ化したものである。



 図3は12-1月最低平均気温と総出芽本数の関係である。
 今年のデータも従来の関係曲線にのった。


 表4はゾーン別出芽本数、表5はゾーン別区画あたりの平均出芽本数である。

図4にゾーン別平均出芽本数の推移を示した。
2020年以後出芽本数はZ2>Z1>Z3=Z4 の順になっており、本年度も例年どおりである。



 今年は、竹パウダー使用有無の検討を行った。
 図5に示すように総平均の出芽本数は竹パウダー使用なしで5.5本/区画、使用ありで6.5本/区画であった。

 
 一方で出芽なしの区画数は図6に示すように竹パウダー使用なしで2区画、使用ありで6区画であった。
 使用ありの6区画は明らかに多すぎる。
 それにもかかわらず総平均の出芽本数は使用ありが多いことは興味深い。



 図7に出芽本数の少ない順に並べた区画Noと出芽本数を竹パウダーの有無で比較した。
 竹パウダーありは出芽本数の差異が極めて大きいことが分かる。



図8は刈り取り時の成熟茎本数と5月2日の出芽本数の関係を図9は刈り取り時の新芽出芽本数と
5月2日の出芽本数の関係を竹パウダー有無で比較したものである。





 竹パウダーは元気の良い株はより強くに、元気の悪い株はより弱くしているように感じる。
 5月下旬まで待っても出芽しない区画は植え替えを行うので、抜き取った株の根の状態を観察し
 原因を究明したい。

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